ビジネス・経済– category –
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『歴史のなかの貨幣 銅銭がつないだ東アジア』(黒田明伸)
黒田明伸著『歴史のなかの貨幣 銅銭がつないだ東アジア』(岩波新書)は、東アジアを中心とした貨幣史を、グローバルな比較史的視点と基層経済への深い洞察を通じて描き出す意欲的な一冊です。本書は、貨幣の額面価値と素材価値の乖離が経済や社会に与え... -
『ウィーブが日本を救う』(ノア・スミス)
ノア・スミスの『ウィーブが日本を救う(WEEB ECONOMY)』は、経済学、文化、歴史を織り交ぜ、日本の経済的停滞を打破する新たな道を模索する意欲的な一冊です。本書は、日本が「半透膜に包まれた国」として外来のアイデアを選別的に取り入れ、独自の文化... -
『7つの安いモノから見る世界の歴史』(ラジ・パテル、ジェイソン・W・ムーア)
『7つの安いモノから見る世界の歴史』(ラジ・パテル、ジェイソン・W・ムーア著、作品社)は、資本主義の500年にわたる進化を、労働、自然、食料、エネルギー、貨幣、ケア、生命という7つの「安価なモノ」を軸に描き出す野心的な一冊である。本書は、単な... -
『世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか 』(レイ・ダリオ)
レイ・ダリオの『世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか 』は、歴史的パターンと現代の動向を融合させ、国家の興亡、富と権力、経済サイクルの本質を探る壮大な一冊です。投資家であり思想家でもあるダリオは、自身の経験とデータ駆... -
『覇権·暴力·保険 海上保険の形成と発展』 (新谷 哲之介)
新谷哲之介の『覇権・暴力・保険:海上保険の形成と発展』は、海上保険の歴史を、戦争、私掠、捕獲といった暴力や地政学的リスクと結びつけ、国際法、経済史、保険法理の交差点で考察する学際的な力作です。本書は、保険制度が単なるリスク管理の技術を超...
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