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『記号論への招待』:言語が創る虚の世界と文化の秘密
『記号論への招待』(池上嘉彦、岩波新書)の紹介 概要 『記号論への招待』(岩波新書、黄版258、1984年初版)は、言語学者・記号論者の池上嘉彦による入門書です。言語や記号がどのように意味を創り出し、現実とは異なる「虚の世界」を構築するかを、わか... -
『刺さる言葉 「恐山あれこれ日記」抄』(南直哉)
『刺さる言葉 「恐山あれこれ日記」抄』(南直哉著、筑摩選書、2015年)は、禅僧であり恐山菩提寺院代を務める南直哉のブログ「恐山あれこれ日記」から厳選したエッセイをまとめた一冊です。死や自己同一性、生きることの意味といった深遠なテーマを、仏教... -
『実利論』 古代インド「最強の戦略書」(笠井亮平)
『実利論 古代インド「最強の戦略書」』の紹介 著者: 笠井亮平出版社: 文藝春秋(文春新書)概要: 『実利論(アルタシャーストラ)』は、古代インドのマウリヤ王朝でカウティリヤが著した国家統治と戦略の古典です。本書は、笠井亮平がこの難解な文献を現... -
『漱石の孫』(夏目房之介)
『漱石の孫』(夏目房之介著、新潮文庫)は、夏目漱石の孫である著者が、自身のアイデンティティやマンガ文化、現代社会の構造について独自の視点で綴ったエッセイ集です。漫画家であり評論家でもある房之介は、「漱石の孫」という立場を通じて、文学、マ...
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